お知らせ

2025-01-30 22:00:00

予防医療のすすめ:倉敷中央病院での予防医療を考える会に参加しました。

本日、倉敷中央病院附属予防医療プラザで開催された、予防医療を考える会にパネリストとして参加させて頂きました。

 

倉敷中央病院総院長の山形先生をはじめ、倉敷中央病院や地域の様々な医療機関の皆様と様々な情報交換をさせて頂く事ができました。

 

倉敷市の検診・ドック受診率の低さや、自営業者の方の検診・ドック受診率の低さなどが課題として挙げられております。

当院に通院されている患者さんはご存知かもしれませんが、当院でも通院患者さんの他施設での検診・ドック受診を推奨しております。

(診察のたびに何度もしつこく確認しており、申し訳ありません)

他施設での検診・ドック結果を持参された場合には、その結果をこちらの電子カルテに取り込む事で当院で行う同時期の同様の定期血液検査などはスキップ可能とする取り組みを行なっています。

 

 

またどうしても普段の定期診療では、通院中の疾患以外の様々な癌などの病気を限られた時間で全て確実に早期に見つける事は現実的に通常の人間の医師では困難なケースが多いかと思います。普段の定期診療に加え、検診・ドック+様々なオプション検査を組み合わせる事で早期発見が難しい癌なども発見できる可能性が上がります。

 

倉敷中央病院附属予防医療プラザにおいては、通常の人間ドックはもちろん全身のいろいろな癌の発見に役立つPET CTや、腹部の膵臓癌の発見に有用な腹部MRCP、脳ドック(認知機能チェック)など様々なプランを取り揃えて頂いております。

 

 

なかなか医療従事者でなければ、どのコースやプランを受ければいいのか分からないと感じておられる方も多いかと思います。

当院通院中の患者さんであれば、診療時にご相談頂ければ、患者さんの病状やリスクに応じたコースやオプション検査なども提案させて頂きます。

 

また倉敷中央病院附属予防医学プラザの場合、当院通院中の患者さんであれば、当院から予約等のお手伝いをさせて頂く事も可能で、それぞれのコースやオプション検査なども各種割引料金となるシステムをご準備頂いております。ご興味のある方は受付にパンフレットも準備しております、診察の際にご相談頂いても大丈夫です。

 

 

ぜひ予防医療に関しても、この機会に真剣に考えて頂ければと思います。

特に大切な従業員や家族を抱えていらっしゃる自営業者の皆様、この機会にぜひ一度全身のチェックをおすすめします。

(私も昨年PET CTなど検査を受けて行ってまいりました)

 

 

 

↓↓  倉敷中央病院作成(倉敷中央病院より頂きました)

 

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2025-01-27 14:00:00

1月27日(月曜・夜間20時〜22時)は倉敷市休日夜間急患センターへ出務予定です。

1月27日(月曜)・夜間(20時〜22時)は倉敷市新田にあります倉敷市休日夜間急患センターへ出務予定です。

 

 

院長自身が普段から当番で定期的に出務しておりますので、当院通院中の患者さんにおかれましては上記の日以外でも夜間や休日の急病(内科疾患)等の際は遠慮せずご相談ください。

(検査や処方数など含め対応できる事に制限はございます。病状次第ではそこから高度救急病院への紹介となるケースもあります。あらかじめご了承のほどよろしくお願いします。)

 

  

 

当院において、医師1人で24時間365日対応する事は現実的に困難ですが、上記の様に関連病院での救急当直業務や急患センター等での業務を分担する形で、夜間や休日の救急医療にも引き続き携わっていく所存でございます 。

 

微力ではありますが、引き続き関連病院等での外来〜入院業務も通して、開業医・勤務医といった枠にとらわれず、幅広い働き方で医療へ関わっていければと思います。

2025-01-27 08:00:00

最近お問い合わせの増えている花粉症診療に関して

今年は例年よりスギ花粉などの花粉の飛散が早めに始まる事などが報告されています。

 

実際に当院でもすでに多くの患者さんからご相談やお電話等でのお問い合わせを頂いております。

下記も参考にして頂けますと幸いです。

 

 

当院では問診事項や臨床所見・経過より花粉症(アレルギー性鼻炎や結膜炎等)相当と判断した場合には、内服薬や点鼻薬、点眼薬での対応を行なっております。

病状や意向、必要性に応じて適宜アレルギー検査(View39、IgE測定)を行うケースもございます。

また患者さんによっては将来的に舌下免疫療法(スギ花粉またはハウスダスト)へ移行される方もおられます。

当院でも舌下錠を服用可能と判断すれば、小学生の患者さんの対応もしております。

*スギ花粉に対する舌下免疫は飛散時期には開始できません(6月〜12月頃が推奨される事が多いです)*

 

 

 

また当院では、基本的に上記花粉症相当と判断した場合には、1週〜2週毎に繰り返し定期通院して頂くといった形ではなく、病状や患者さんの意向に応じてにはなりますが、初診時から1ヶ月分の処方(有症状期間や流行期間などもふまえ)等をさせて頂く場合もございます。

 

ご確認のほど、よろしくお願い致します。

2025-01-24 14:00:00

当院の感染対策に関して

コロナウイルスやインフルエンザウイルス、マイコプラズマをはじめ各種感染症が猛威をふるっています。

他にもいわゆる感冒症候群や溶連菌やアデノウイルス、各種胃腸炎など様々な流行を実感しています。

 

特に感染症系の各種抗原検査などは初診時には陰性で、後に時間が経って陽性となるケースも認められており、医療者や患者さん自身も日々悩んでおられる様子を伺っています。検査のタイミングについては『いつが最適なのか』白黒つけ難い部分も大きく、当院では患者さんの状況(学校や職場)や希望、状態に応じて対応させて頂いています。また当院では必ず医師との対面診察後に検査を施行しております(事前に入り口や受付での検査は行なっておりません)。

 

 

 

現在は以前からのインフルエンザと同じく、コロナウイルスも第5類感染症となっていますが、『発熱外来』としての対応をどこまで続けるべきなのかや、その感染対策に頭を悩ましている医療機関が多いのも事実です。

 

当院では適宜定期通院中患者さんの定期診療(体調安定時)等 は、別の診察室で行うなどの対応も施行しております。

また感染対策の事もあり、発熱や風邪症状、胃腸症状、痛み等の急性疾患の患者さんにおいては、初診/再診や受付時間に関わらず、状況により一旦受付後は、自宅等で待機して頂き、当院からあらためてお呼び出し後 もしくは 午前午後それぞれの最終時間帯での診療開始とさせて頂く可能性もございます。あらかじめご了承頂ければ幸いです。

 

 

 

  

実際にどこの医療機関でも、完全に物理的(空間的/時間的)に『隔離』を行う事はなかなか難しい問題かと思います。

受付〜診察室〜会計・薬局までを完全に分離する事も難しく、時間で完全に限定すれば対応できる患者さんの数はかなり限定されてしまい、新規の患者さんはもちろん、かかりつけの患者さんにも対応できなくなる可能性が高くなります。

  

 

当院でも同様の悩みは抱えておりますが、現在、上記の通りなるべく院内での接触を最低限にできるような診療手順を組むような取組みを行うとともに、待合室に新しい空気清浄除菌脱臭装置を導入し、稼働させております。

一般的なHEPAフィルターに比べ、より高性能なULPAフィルターを搭載している機械になります。室内に浮遊するほこりやウイルスを99.999%以上キャッチし、室内の空気を清潔に保つ事が可能になります。また2本の強力な紫外線ランプ搭載で、捕集したウイルスに直接照射する構造により、除菌効率がUPするとされています。(https://www.fukuda.co.jp/medical/products/etc/fds-01.html

かなりの有効性が期待されている機械になります。

 

 

 

他にも、院内のこまめな清掃・消毒であったり、順番待ちシステムの稼働によりなるべく院内での待機時間自体を短くするなど、引き続き少しでも感染対策に貢献できるように努力していこうと思います。門前薬局での待ち時間も短くできるように調整も進めてまいります。

 

また当院の方針ではありますが、実際に診察を行う医師(院長)自身もなるべく白衣を着ないようにしており、日々の洗濯やケアが容易で細菌やウイルスの温床になりにくい、ジャージ素材の上着で診療をさせて頂いております。あくまで個人的な見解ではありますが、どこの医療機関でも実際に白衣を毎日洗濯して交換する事は難しい事が多い印象で、当院ではこのような対応をしております。

ご了承の程よろしくお願い致します。

 

まだまだ至らぬ点も多いかと思いますが、よろしくお願いします。

 

 

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2025-01-23 07:30:00

直近の外来状況・各種感染者数に関して:ようやく少し落ち着きが出てきているようです。

昨年秋頃より各種感染症等の影響もあり、多くの患者さんが来院され、多くの待ち時間が発生しておりました。

体調不良時に申し訳ありませんでした。

 

特にこの12月〜1月は朝から夜まで通しで外来を続けている日も多くありましたが、この数日でようやくインフルエンザAの感染ピークアウト等に伴い、少し落ち着きが出つつあります。タイミング次第ではホームページ等でご案内させて頂いている待ち時間の目安よりも早めに診察できるケースも増えてきました。

 

 

 

今のうちに診療体制や感染対策の整備等を行なっていこうと思います。

ただ、ついに倉敷・水島地区でも今度はインフルエンザB型が発生し始めています。そして少しづつCOVID19感染もまた増加しております。

皆様においても可能な限り、感染対策をお願いできればと思います。

 

現在のCOVID19やインフルエンザBは典型的な高熱や気道症状がなく、微熱や腹痛下痢などの消化器症状だけの方も多くおられ、注意が必要です。

現実的には周囲流行を踏まえ、必要時には抗原検査等を適宜行いながら対応を進めるなど、当院でもできる限りの対応を行なっていく方針です。

(発症時期〜抗原検査の時間に関しては諸説あり、一概に『発症から何時間経ってから検査を』と決めつけにくいというジレンマもあります)

 

 

 

少し寒さも和らぎましたが、まだまだ体調を崩しやすい時期が続きます。

今年は花粉症の発症やピークも例年より早まる事が予想されており、すでに当院へご相談に来られる患者さんも増えています。

また秋〜年末の検診で各種異常所見(血圧や糖、脂肪、心電図等)を指摘され、受診される方も増えています。

中には風邪症状で受診された方が、実は既に重度の心不全を発症されていたケースもございました。

各種メディア等の影響もあり睡眠時無呼吸症候群(夜間のいびきや無呼吸など)でご相談に来られる方も増えております。

 

 

上記の通り感染対策に加え、日々の食事内容や生活リズム、疲労などにも注意して頂ければと思います。

当院は中学生、高校生の受験生の方の受診者も多いですが、本番で全力を発揮できるように、ワクチン接種を含め引き続き予防にも取り組んで頂ければ幸いです。

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