お知らせ

2024-06-05 20:00:00

体重管理を意識した糖尿病管理:GLP-1受容体作動薬の適正使用に関して

検診で高血圧症や脂質異常症とともに、糖尿病を指摘された方の来院も増えております。

 

当院では基本的に可能な限り、病状や生活状況がゆるせば、ガイドラインに準じた検査や治療を意識しております。

連携先病院の糖尿病専門医とも適宜連携を行いながら対応を進めています。

 

 

糖尿病に関しては下記の通り、日本糖尿病学会より、2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズムが公開されております。

体重管理を意識しながら、肥満度などに応じてGLP-1受容体作動薬やSGLT-2阻害剤などをうまく使用していく事が重要と考えています。

 

 

GLP-1受容体作動薬(内服:リベルサス 週1等の注射:マンジャロ、オゼンピック等)に関してはこれまで特に注射剤の在庫が国内でも不足しており使用制限がかかる状況となっておりましたが、現在は基本的に注射剤の流通も戻ってきており、当院でも導入を行なっています。

*ただ現状では糖尿病がない方の肥満改善を目的とした使用は保険適応で認められておりません。お問い合わせを頂くケースも増えているのですが、当院ではマンジャロやオゼンピックの自費診療は行なっておらず、保険診療上の適応のある方のみ処方を行なっています。

 

 

高血圧症や脂質異常症においても、まだまだ各種研究の成果の発表や、薬剤の開発が進んでおり、常にその辺りに関してもアップデートしていく必要を感じています。

 

 

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