お知らせ
2023-09-03 09:00:00
当院での喘息治療や慢性咳嗽治療に関して
喘息診療実践ガイドライン(PGAM)2023が改訂されました。慢性咳嗽や難治性咳嗽、喀痰のマネージメントについても記載がなされています。
本ガイドラインでは 喘息症状を無くし臨床的寛解 の達成を目指す事が記載されています。
現在は、3種類の有効成分を含有している吸入薬など、ご家庭でしっかりとした治療が行なえる薬剤が多く使用可能になっています。診察の際にご相談下さい。感染や他の健康状態に関する評価も同様に重要です。
生物学的製剤等に関しては他院とも連携して対応していきます。
慢性咳嗽に関する新規治療薬である 選択的P2X3受容体拮抗薬(リフヌア) も評価の後に適応がある方には使用しています。咳嗽に関しては漢方薬(麦門冬湯など)が有効な事も多く、まず先行して使用するケースも多いです。
長引く咳嗽や肺の症状に関しては、なるべく一度関連病院でのCT撮影をお勧めし、当院から予約調整させて頂く事もございます。(比較的待ち時間も少なくスムーズにCT撮影が可能で、結果説明も当院で可能です。)
状況に合わせてそのあたりも適宜ご相談下さい。