主な病気や症状
胸の痛み・胸の苦しさ
胸の痛み・胸の苦しさについて
心臓以外が原因の事も多いです。
・若年者からご高齢の方まで、日常生活でなんとなく胸の痛みや苦しさを自覚される方は多いと思います。
・症状の性質などにもよりますが、特に比較的若年の方などは、『胸痛症候群』や『心臓神経症』という言葉が最近よく話題になるように、実際は心臓以外の筋骨格系や神経の痛み/炎症などが原因となっているケースも多いです。ストレスや不安、疲労、生活リズムの乱れ、睡眠不足、気温の変化等で起こる事もあり、精密検査を行なっても実際に原因不明/特発性と診断されるケースも一定数以上存在します。
・他に、肺の損傷(気胸)や、胃や十二指腸の炎症などが原因となっている事もあります。胸部CT検査や胃カメラなどを調整させて頂く事もございます。
・危険かつ患者さんが一番心配されるのは、心臓による症状という事も多く、心電図やエコー等でまず危険な病気の検査から行います。必要時は連携先病院での特殊なCT検査やカテーテル検査を調整します。
・特に朝や夜などの安静時の胸痛には、攣縮性狭心症(異型狭心症)や微小血管狭心症(CMD:冠微小循環障害)といった疾患が含まれている可能性があります。これらは通常の狭心症と比べて、生活習慣病のない比較的若年世代や女性にも多いと考えられており、詳しい問診や今後の方針相談が必要です。