主な病気や症状
異型狭心症(攣縮性狭心症)・微小血管狭心症(CMD:冠微小循環障害)
異型狭心症(攣縮性狭心症)・微小血管狭心症(CMD:冠微小循環障害)について
・朝や夜に安静にしている時や寒い時期などに急に胸痛を引き起こす病気です。生活習慣病や喫煙習慣のない方にも発症します。
・動脈硬化による通常の狭心症では動いた後に症状が出やすいですが、攣縮性狭心症は何もしていない時にも出やすいのが特徴です。寒さや疲労、ストレス、飲酒や喫煙などが原因となる事もあります。
・攣縮性狭心症と似た病気である微小血管狭心症(CMD:冠微小循環障害)も最近注目されています。30代〜60代の女性に起きやすく、攣縮性狭心症よりも更に微細な血管に原因があるとされ女性ホルモンの関与も疑われています。
・診断は何より問診が重要です。それに加え心電図検査や血液検査、エコーなどで心臓の状態を評価していきます。攣縮性狭心症/微小血管狭心症(CMD:冠微小循環障害)の確定診断には特殊なカテーテル検査等が必要な事が多いですが、結果的に治療としては血管を拡げる作用のある通常の薬剤になる事が多いので、診断的治療として薬剤治療を先行させるケースもあります。特殊なカテーテル検査等での確定診断を希望される方には、専門病院へのご紹介を相談させて頂きます。
・攣縮性狭心症と微小血管狭心症(CMD:冠微小循環障害)は、通常の冠動脈CTやカテーテル検査だけでは一見正常に見えるため、INOCA(イノカ:非閉塞性冠動脈疾患)とも呼ばれており、最近注目を集めています。
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この度患者さんからの問い合わせやご相談を頂く機会が増えている胸痛の中でも、特にCMDに関して院内でも使用している資料を、アボットメディカルジャパン様のご厚意により掲載させて頂きます。ぜひご一読ください。画像をクリックすると拡大して見やすくなります。